小中学生学力調査は紙廃止、タブレットで実施へ 埼玉

岡本進
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 埼玉県教育委員会は、県内の児童・生徒に毎年実施している学力・学習状況調査を2024年度から、紙に記す方式をやめ、問題や解答もタブレット端末を使ったやり方に切り替える。高田直芳教育長が14日の記者会見で明らかにした。定期的な学力調査をすべてコンピューターを使って実施するのは、全国の自治体で初めてという。

 県のこの調査は、さいたま市を除く公立の小学4年生から中学3年生の児童・生徒を対象に実施されている。国のGIGAスクール構想で今春から1人1台にタブレット端末が整ったのを受け、実施を決めた。

 問題はタブレット端末に表示され、児童らは画面を見て解答する。紙では表現できない立体を動画で表示するなど、より思考力を問える問題が提示できるという。解答する時間に加え、どの部分を解き直したのかなど紙の調査ではわからない、解答に至るまでの情報も把握できる。

 今年度は県立伊奈学園中や戸田、飯能、深谷、三郷4市の小学校4校(約1400人)と中学校5校(約1800人)で9月に試行的に実施する。3年間かけて実証を重ね、全面移行する方針だ。(岡本進)