一転決裂、野党の誤算 入管映像の開示要求で与党が硬化

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 外国人の収容や送還のルールを見直す出入国管理法改正案について、自民党立憲民主党による修正協議が決裂に終わった。与党側は改正案に懸念を示す世論の高まりを意識し、大幅に譲歩する姿勢もみせたが、野党側は入管施設に収容中のスリランカ女性が死亡した事案の真相究明も求め、折り合わなかった。与党は週明けの採決に踏み切る構えで、攻防はさらに激化している。

 「長時間にわたって修正協議を行ってきたが、決裂した」。14日夕、立憲民主党安住淳国会対策委員長が記者団にこう語った。

 この日、立憲が13日に提示した修正案の10項目について、午前10時から断続的に4回にわたり、衆院法務委員会の自民と立憲の筆頭理事が修正協議を行った。

 10項目には、3回目以降の難民申請で相当な理由がない場合は送還できる規定を削除することなどが盛り込まれていた。改正案の根幹部分であり、とうてい与党側には受け入れられないものだったが、与党側は修正に入った。

 14日夕には、与党側の幹部が「大筋で合意した」と語り、野党側も「現場でやるべきことはやった」と漏らすなど、法案の修正に向けた協議が進んでいるかに見えた。

 しかし、筆頭間の協議を受け…

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