県人口最大5%減 昭和以降初70万人割る 国勢調査

清野貴幸
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 高知県は、2020年の国勢調査による県人口の速報集計結果を発表した。県人口は前回調査の15年より3万6211人減り、69万2065人。減少率は過去最大の5%に達した。70万人を割ったのは昭和以降で初めてだという。

 県によると、県人口は1930(昭和5)年に71万8千人と70万人台に乗って以降、毎回の国勢調査で70万~80万人台を記録。だが、近年は減少傾向が目立っていた。2015年は72万8千人まで減り、今回調査で大台を割り込んだ。県が毎月発表する推計人口では、19年6月1日時点で70万人を割り込んでいる。

 調査ごとの減少率もこれまでは65年の4・9%減が最大だったが、今回は上回った。

 市町村別では、15年に続いて全34市町村で人口が減った。減少数が多いのは高知市(1万376人)、須崎市(2003人)、宿毛市(1863人)など。

 人口が最も多いのは高知市で32万6814人。次いで南国市が4万6702人、四万十市3万2719人。県人口に占める高知市の人口割合は47・2%で、15年より0・9ポイント上がった。県人口が減る中で県都への集中が進んでいる。

 浜田省司知事は、「今後も人口減少が続くことは避けられないが、県外からの移住者が増えるなど明るい兆しも見え始めている。2060年の県人口を約55万7千人にとどめるよう挑戦を続ける」などとするコメントを出した。(清野貴幸)

人口減少率が高い自治体

①大豊町 マイナス17・8%

②東洋町 マイナス15・1%

室戸市 マイナス13・2%

④仁淀川町 マイナス13・1%

⑤大月町 マイナス13・0%

人口減少率が低い自治体

香南市 マイナス2・2%

②南国市 マイナス2・7%

③高知市 マイナス3・1%

香美市 マイナス3・5%

⑤日高村 マイナス4・1%