サルを追い払う「モンキードッグ」 新たに2頭認定

前田智
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 兵庫県丹波篠山市は農作物に被害をもたらすサルを追い払おうと、「丹波篠山モンキードッグ」の育成を進めている。13日に新たに2頭が認定を受け、これまでに認定を受けたモンキードッグは40頭、現役で活躍中は16頭になった。

 丹波篠山市内には五つのサルの群れがおり、収穫間近の農作物が食い荒らされるなどの被害が出ている。市は2010年度からモンキードッグの育成を支援。候補になる犬を募って専門家が訓練を施し、テストに合格すればモンキードッグに認定する。いわゆる「犬猿の仲」を生かし、サルの群れがくればリードをはずしてもらい群れを追い払ってもらう。「飼い主が犬を連れて散歩するだけでも効果がある」と市の担当者。

 認定された2頭は、同市大上の竹本雄一さん(64)が飼育するグレートピレニーズの「ピート」(雄、4歳)と同市県守の細見裕見子さんが飼育する甲斐犬の「小鉄」。小鉄は再認定になる。13日に同市畑宮で認定書交付式があり、出席した竹本さんとピートには、酒井隆明市長から認定書とオレンジ色の首輪が渡された。

 竹本さんが暮らす畑地区でも、サルの被害は深刻という。竹本さんは1年前に前の飼い主からピートを譲り受け、犬の訓練にもなり地域にも役立つと応募した。「学んだことをしっかりやっていき、ペアでこれからも頑張りたい」と話していた。(前田智)