東芝、株主重視を強調 増配や1500億円の追加還元へ

有料会員記事

小出大貴
[PR]

 東芝は14日、株主への配慮を前面に掲げた経営方針を発表した。大株主との対立や、対立を背景にした買収騒動に区切りを付けることを狙うが、その効果はまだ見えない。

 具体的には2021年3月期の株主への年間配当を積み増す。2月時点に見込んでいた1株50円から80円に増やす。これとは別に、1500億円規模の株主還元も近く実施する。

 併せて発表した3月期の純損益は1139億円の黒字。前年の1146億円の赤字から改善した。株式の約4割を持つ半導体大手キオクシアホールディングスの赤字幅が縮小したことも効いた。

 配当の積み増しは、営業外損益が固まったことに伴う対応でもあるが、綱川智社長は「株主重視」をあえて強調した。

 東芝は、大株主である複数の…

この記事は有料会員記事です。残り518文字有料会員になると続きをお読みいただけます。