スポーツ界に広がる「非公開」 身長・体重なぜ消える?

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山崎啓介
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 「日本人離れした体格」「体もパワーも規格外!」――。近い将来、このようなアスリートの体格に注目したニュースがなくなるかもしれない。東京五輪開催を控えたスポーツ界に、選手の身長や体重の公開を控える動きが広がっているからだ。どのように体を鍛えたかを象徴し、トップアスリートのすごさを実感することにもつながる数字は、なぜ非公開とされるのか。

 日本陸連は2月、「性別、種目、年代を問わずアスリートの身長・体重の情報収集やパンフレットなどの媒体への掲載は控える」と決めた。東京五輪代表内定選手など、公式サイトに掲載しているトップアスリートのプロフィル欄からも、身長・体重の項目を削除した。

きっかけは 「たまたま出た指摘」

 陸連が非公開に踏み切ったきっかけは、女子マラソン大会の開催を前に1月中旬にあった運営会議で「たまたま出た指摘」(陸連関係者)だったという。

 会議には陸連やメディア、医療の関係者らが出席。司会者が会議を終えようと「ほかに何かありますか」と問いかけると、男性の出席者が発言した。

 「このデータの扱いはどうな…

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