男子は日川、女子は日本航空
河合博司
第73回県高校総体のバスケットボール決勝が14日、山梨市の山梨市民総合体育館であり、女子で日本航空が初優勝を飾った。男子は日川が10年ぶりに18回目の優勝を果たした。いずれも無観客試合だったが、声援のない静かな体育館で白熱した試合展開を見せた。
女子の日本航空は69―53で韮崎を破った。身長186センチのナイジェリア人留学生のルース・ギフト選手(2年)がゴール下を支配し、リバウンドを奪取して得点を重ねた。1年生ガードの後藤梨音選手も速いパス回しで攻撃のリズムを作った。
小島れん主将(3年)は「ルースを生かすため、他4人がもっと1対1を鍛え、外からのシュート力も鍛えたい。全国で勝つには、相手に簡単なシュートを打たせない守備も必要」と厳しかった。
男子の日川は77―67で東海大甲府を下した。練習を重ねたというリバウンドを取ってからの速攻が度々決まり、終始、リードを奪った。身長186センチの高橋佑磨選手(3年)がチーム最多の24得点。古田大也選手(同)も、点差を縮められた勝負どころで3点シュート3本を決める活躍だった。
竹島大地主将(同)は「インターハイ(全国高校総体)予選へ向け、控え選手のレベルアップを図りたい」と話した。