リニアで対話路線を重視 岩井氏が正式出馬表明

和田翔太、玉木祥子
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 【静岡】任期満了に伴う知事選(6月3日告示)で、前国土交通副大臣の岩井茂樹氏(52)が14日、静岡市内で記者会見を開き、政策などを発表した。最大の争点とみられるリニア中央新幹線の問題については、国やJR東海との対話を進める方針を示し、対決姿勢を強める川勝平太知事との違いも浮き彫りになった。

 リニアのトンネル工事が県の反対で凍結状態になっている点については「大井川の水は命の水。住民の理解なしに(工事)は進められない」と発言。一方で、「しっかりとコミュニケーションを取ることも大事だ」と述べ、局面打開へ国やJRとの議論の必要性を指摘した。

 川勝知事が岩井氏に関し「(リニアを推進する)国土交通省の顔だ」と批判している点については、「省には前のめりになるな、地域の意見を聞くべきだと大臣にも言ってきた」と反論した。

 人口減の対策にも取り組む意向を表明。「コロナの感染拡大を抑え、静岡の稼ぐ力を取り戻したい」として、モノづくり産業の支援に力を入れる考えを示した。

 岩井氏は同日の参院本会議で、参院議員の辞職が承認された。(和田翔太、玉木祥子)