ガザ空爆に抗議で衝突、11人死亡 イスラエルは発砲か

エルサレム=清宮涼
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 イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区への空爆を続けるなか、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区で14日、イスラエルに抗議するパレスチナ人とイスラエルの治安当局が衝突。パレスチナの保健省によると、11人が死亡した。

 西岸地区ではこの日、ラマラやナブルスなど複数の都市で大規模な抗議活動があった。AP通信は、イスラエル治安当局が実弾を発砲したと伝えた。

 イスラエル軍は、ガザ地区からロケット弾が発射されたことへの報復措置として、10日夜にガザ地区への空爆を開始した。ガザ地区の保健省によると、これまで死者は子ども31人を含む126人に上る。

 パレスチナはイスラム組織「ハマス」が実効支配するガザ地区と自治政府が統治するヨルダン川西岸地区に分裂しているが、西岸でもイスラエルへの抗議が激しさを増し、対立が先鋭化している。

 15日には、1948年のイスラエル建国でパレスチナ人が故郷を追われた「ナクバ(大破局)の日」を迎える。パレスチナ人による大規模な抗議活動が予想され、イスラエル治安当局とのさらなる衝突が懸念されている。(エルサレム=清宮涼