イルカのオキちゃん、沖縄と半世紀 何度も荒波乗り越え

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福井万穂
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 半世紀近く前、日本に復帰してまもない沖縄に移り住んだ1頭のイルカがいる。沖縄美ら海水族館沖縄県本部町)で、日本最長の飼育記録を更新中の「オキちゃん」だ。観光ブームやテロ事件の波紋、念願の出産、コロナ禍と、荒波も乗り越えながら、オキちゃんはきょうもジャンプ。

 「オキちゃん」は、1972年5月15日の日本復帰を記念した一大事業のマスコットマークの名前だった。75年から開かれた沖縄国際海洋博覧会(海洋博)。当時の資料には「世界の人々が従来の暗い沖縄観を拭い去り、沖縄に対する認識を新たにする機会になる」と書かれている。

 復帰前、米軍統治下の沖縄を訪れるのは慰霊や戦跡巡りが中心だった。広大に残された米軍基地をめぐる問題もある。海洋博は、そうした「暗い」イメージを塗り替えようと、政府などが主導した観光戦略だった。

 青い海にサンゴ礁、亜熱帯の…

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