中国の火星着陸、NASAも祝福 「赤い惑星の理解へ」

有料会員記事

ワシントン=合田禄 小川詩織
[PR]

 中国が探査機の火星着陸を成功させた。中国は月の裏側にも世界で初めて探査機を着陸させ、先月には独自の宇宙ステーションを打ち上げるなど宇宙開発を加速している。

 火星には米航空宇宙局(NASA)も今年2月、探査車「パーサビアランス(忍耐)」を着陸させた。搭載していた小型ヘリコプター「インジェニュイティ(創造力)」の飛行実験も成功させるなど、高度な探査を始めている。

 米国はほかにも2機の探査機を火星で運用中。米宇宙企業スペースXを率いるイーロン・マスク氏が火星移住を構想するなど、世界の宇宙開発を大きくリードしている。

 NASAの科学ミッション本部のトーマス・ズルブチェン副本部長は中国の成功を受け、「おめでとう。このミッションが赤い惑星の理解に重要な貢献をすることを期待している」とツイートした。

 中国は、習近平(シーチンピン)国家主席の大号令のもと、米国に対抗しようと宇宙開発にアクセルを踏んでいる。

 2019年には探査機嫦娥(じょうが)4号」を世界で初めて月の裏側に着陸させ、昨年には米国と旧ソ連に続いて44年ぶりに月の土を地球に持ち帰ることにも成功した。水が見つかる可能性がある月の南極付近の探査にも挑んでおり、月面の有人探査や基地建設も想定している。

 月は米国が「アルテミス計画…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。