「基地のない沖縄への願い進まず」 復帰49年で訴え

福井万穂
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 沖縄が日本に復帰して49年を迎えた15日、米軍基地の負担軽減などを求めるアピール行動が、沖縄県北中城村のキャンプ瑞慶覧ゲート前であった。平和団体の代表ら約30人が集まり、普天間飛行場宜野湾市)の早期の閉鎖・返還や、名護市辺野古への移設反対などを訴えた。

 復帰後の1978年からこの日に合わせて開かれてきた「平和行進」は、新型コロナウイルスの影響で2年連続の中止となった。行進は、米軍基地沖縄戦跡をめぐりながら平和を訴えるもので、例年県内外から数百~数千人が集まっていた。中止を受け、今年はせめて少人数でも現状を発信したいと企画された。

 実行委員長の山城博治・沖縄平和運動センター議長(68)は「来年は(復帰から)50年を迎えるが、基地のない平和な沖縄への願いは遅々として進まない。この日を機に、私たちが戦争の餌食となるようなことは絶対に許さない、との思いを新たにしたい」と語った。(福井万穂)