若隆景に雪辱 同世代にライバル心?明生の答えは…

鈴木健輔
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 (15日、大相撲夏場所7日目)

 26歳の若隆景と25歳の明生。勢いのある若手2人が熱戦を演じた。

 明生が会心の出足。一気に土俵際に追い込んだが、若隆景がかろうじてしのぐ。中央に戻って押し合い、今度は若隆景が出たところを、明生が冷静にはたき込んだ。「攻防のある、期待通りの相撲だった」と高田川審判長(元関脇安芸乃島)。先場所敗れた借りを返した明生が、小さくうなずいた。

 豊富な稽古量を誇る明生の評価は上昇中だ。

 相撲どころである鹿児島・奄美大島で生まれ、15歳だった初土俵から新入幕まで7年余かかった。だが3度目の入幕となった昨年秋場所から4場所連続勝ち越し。先場所は2大関を含め三役以上の4人を倒して10勝した。

 今場所前、伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)や尾車事業部長(元大関琴風)は今の4大関を突き上げて欲しい存在として、明生への期待を口にした。

 若隆景も今場所、2大関と1関脇を破って脚光を浴びている。同世代。負けたくない意地はあったのか? この日そう問われた明生は「いや、あんまり。考えてなかったです」。熱い相撲っぷりと違う、ひょうひょうとした性格も明生の魅力だ。(鈴木健輔)