「偶然の出会いを」 開店した本屋に「ないしょ」の工夫

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佐藤瑞季
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 今月初め、愛知県瀬戸市に小さな本屋がオープンした。表紙を隠した本の販売、誰でもおすすめの本を出品できるスペース――。コロナ禍だからこそ、本好きの店主は趣向を凝らし、「本と人、人と人の出会いの場に」と願っている。(佐藤瑞季)

 店の名前は「本・ひとしずく」。田中綾さん(43)が5月2日に開いた。築100年以上の古民家を使った約50平方メートルの店内に、古本や新刊本、絵本など1500冊ほどが並ぶ。

 約20冊を売る「ないしょ文庫」のコーナー。もとはすべて古本で、同じ自作のブックカバーで覆い、謎めいたキーワードをちりばめた。「最強の兄弟」「余命宣告」「恋のはじまりと恋の終わり」。田中さんが考えたキーワードをヒントに、直感を頼りに手にとってもらうことで、普段読まないような本にも巡り合ってほしいという狙いだ。

 誰でも好きな本を売れる「ひ…

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