楽天マー君やられた! オリックスの主砲に逆転弾浴びる

佐藤祐生
[PR]

 (15日、プロ野球・オリックス4―3楽天)

 これぞ主砲だ。オリックスの吉田正尚が一撃で楽天の田中将大を沈め、勝利を呼び込んだ。

 オリックスにとって田中将は、渡米前まで通算3勝17敗の「天敵」だった。帰国後初対戦のこの日も、散発2安打と歯が立たないまま六回を迎えた。

 だが、福田、宗と好調の1、2番が連打し1死一、二塁の好機を作る。左打席には吉田正。「みんながつないでくれたチャンス。何とかかえしたい」。2球目の甘く入ったツーシームをとらえる。左翼席に逆転3ランをたたき込んだ。

 昨季は打率3割5分で初の首位打者に輝いた。福井・敦賀気比高から青山学院大を経て2015年秋のドラフト1位で入団。14年にヤンキース入りした田中将との対戦はなかった。「どういう球を投げるんだろう」と対決を楽しみにしていた。

 丁寧にコースを突く変化球に翻弄(ほんろう)される味方打線。テレビで見ていた右腕の実力は本物だった。だが、打席に入れば相手が誰だろうとやることは変わらない。四回に放った中前安打、この一発と、いずれも第1ストライクの甘い球を逃さず、フルスイングした。

 重苦しい雰囲気を一掃した逆転3ランは、今季8号でリーグ2位。通算100号に王手をかけた。打率は3割5分9厘でトップをひた走る。「球界を代表する田中投手から打てたのは自信になりました」。初対決は、こちらも球界を代表する27歳の左打者に軍配が上がった。(佐藤祐生)

 中嶋監督(オ) 吉田正の3ランで逆転。「それまでは遊ばれるように打ち取られていた。本当に頼りになる主砲だ」

 田中将(楽) 「六回の3ランが勝負を分けてしまった。いい投球はできたと思うが、勝てる投球ではなかった」

オリックスは六回、吉田正の左越え3ランで逆転。八回には杉本の犠飛で加点した。K-鈴木はプロ初セーブ。楽天の田中将は一発に泣いた。