「鎌倉殿の13人」大河ドラマ館 伊豆の観光を救えるか

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南島信也
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 NHKの大河ドラマ放映時に、ゆかりの地に設置される「大河ドラマ館」。多くの観光客が訪れ、地域活性化につながることから、全国の自治体関係者が熱い視線を注ぐ。来年の「鎌倉殿の13人」の舞台は、主人公・北条義時生誕の地である静岡県伊豆の国市新型コロナウイルスにより主要産業の観光業が深刻な影響を受けるなか、復活の起爆剤として地元の期待は大きい。

 大河ドラマは1963年の「花の生涯」から始まった。古くは「おんな太閤記」(81年)、「徳川家康」(83年)、「春日局」(89年)、最近でも「龍馬伝」(2010年)、「真田丸」(16年)、「西郷どん」(18年)など数々の記憶に残る作品がある。

 61作目となる「鎌倉殿の13人」は三谷幸喜氏が脚本を担当し、俳優の小栗旬さんが北条義時を演じる。姉で源頼朝の妻・北条政子とともに鎌倉幕府建設に尽力した義時が、頼朝の家臣団13人の内部抗争を経て執権に上り詰める物語を描く。

大河ドラマ館の先駆けは「独眼竜政宗」、コロナ禍で試算は?

 昨年1月にNHKが制作発表したことを受け、伊豆の国市は同7月に推進協議会を設立して準備を進め、官民一体となって地域活性化策を練ってきた。その柱となるのが、大河ドラマ館の設置だった。

 ところが、その設置場所や関連予算をめぐって議会の同意が得られず、市は計画の見直しを迫られた。先月の市長選で初当選した山下正行市長は事業規模を縮小する考えを明らかにしている。計画が予定より大幅に遅れており、減額した予算案など修正案を近く示すものとみられる。

 そもそも大河ドラマ館はなぜつくられるのか。

 大河ドラマのライセンス管理…

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