バイデン氏、アッバス議長と初協議 ネタニヤフ首相とも

ワシントン=大島隆
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 バイデン米大統領は15日、イスラエルのネタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長とそれぞれ電話で協議した。ホワイトハウスによると両氏との協議で、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突を終わらせるための米国の外交努力について説明した。

 ネタニヤフ氏との協議では、ハマスなどによるロケット弾の攻撃に対して、イスラエル自衛権を強く支持すると改めて表明。一方で、「一連の衝突でイスラエルパレスチナの子どもを含む市民の命が奪われている」とも指摘した。

 また、AP通信など海外メディアが入居するビルがイスラエル軍に空爆されたことを受け、ジャーナリストの安全に対する懸念を伝え、安全確保を求めた。

 アッバス議長との協議は、バイデン氏が今年1月に就任してから初めて。バイデン氏は、エルサレムがあらゆる宗教の人々が平和的に共存できる場所になることを望んでいると述べたうえで、ハマスによるロケット弾攻撃を停止する必要があると強調した。

 バイデン氏は、前政権が凍結していたパレスチナ支援を再開したことも説明。イスラエルパレスチナが共存する「二国家解決」を支持する米政権の方針も改めて伝えた。(ワシントン=大島隆