食品ロス減らそう 大垣商議所が通販サイトと協定 岐阜

板倉吉延
[PR]

 食べられずに捨てられてしまう「食品ロス」の削減を目指そうと、大垣商工会議所は4月、食品ロス削減を目的とした通販サイトを運営する「クラダシ」(東京都品川区)と、連携協定を結んだ。会員企業の抱える在庫商品を、クラダシのサイトを通して販売する。

 クラダシは2015年に通販サイトを開設。企業から賞味期限が迫るなどした食品を買い取り、サイトで安価で販売している。売り上げの一部を社会貢献活動団体に寄付している。サイトの登録会員数は約20万人。これまでに1万トンを超える食品ロス削減に寄与し、寄付総額は5千万円を超えるという。

 協定により、商議所が食品部会に所属する会員にクラダシを紹介。製造業者や卸売業者が、廃棄になる可能性がある商品をクラダシに販売し、同社がサイト内で消費者に販売する。同社はサイト内に大垣の会員企業の特集ページを開くほか、割引クーポンを発行。西濃地域のフードバンク団体の支援にも取り組む。

 コロナ禍で食品の売り上げの増減が激しくなり、土産品の食品が売れ残るなど、企業は生産量の見通しが難しくなっているという。調印式で協定書を交わした、大垣商工会議所の田口義隆会頭は「ウィズコロナに対応した具体的な一歩が踏み出せた」。クラダシの関藤竜也社長は「全国の模範になるような形で取り組みを進めたい」と話した。(板倉吉延)