安保理、中東の衝突にまた見解示せず 米国の反対続く

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ニューヨーク=藤原学思
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 イスラエルパレスチナ自治区ガザの武装勢力による戦闘が激化していることを受け、国連安全保障理事会は16日、公開会合を開いた。グテーレス事務総長は即時停戦を呼びかけたが、米国が安保理として一致した見解を示すことに反対する状況が続いている。

 会合はノルウェーチュニジア、中国が要請した。この問題を話し合うのは10、12日に続いて3回目だが、公開は初めて。当初は14日に開催する案も出たが、米国が「時間が必要だ」と難色を示し、異例となる日曜日に設定された。

 会合に出席したグテーレス氏は両者の緊張関係について「ここ数年で最も深刻だ」として、「戦闘はすぐにやめなければならない」と主張。過去の合意や国際法に基づき、エルサレムを両者の首都として平和や安全をめざす「2国家共存」が「進むべき唯一の道だ」と訴えた。

 国連によると、これまでにパレスチナ人181人、イスラエル人9人が死亡。理事国からは、これ以上戦闘を激化させないよう求める声が相次いだ。ただ、3回目となる今回の議論を経ても、安保理として一致した声明は出せなかった。

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