熊本で猛烈な雨、女性が行方不明 観測史上5月で最大

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 活発な梅雨前線の影響で、熊本県で17日午前までに猛烈な雨が降った。山都町で70代の女性1人が行方不明となっている。益城町では民家が床上浸水する被害が出た。梅雨前線は夜にかけて九州南部まで南下する見込みで、気象庁浸水土砂災害などに警戒を呼びかけている。

 山都町では午前6時までに1時間に90・5ミリの猛烈な雨が降り、午前11時現在の24時間雨量は245ミリ(5月の観測史上最大)を観測。県などによると、行方不明となった女性は17日午前6時過ぎに畑を見に外出したまま戻らず家族が警察に届け出た。町内では7カ所で倒木や落石が発生し、午前9時半現在で二つの県道が土砂流入のため通行止めになっている。

 また、益城町福富では約30戸が一時床上浸水した。同町小谷(おやつ)では、熊本市内と熊本空港を結ぶ県道熊本益城大津線でのり面が崩れ、4車線の半分ほどが土砂で埋まり通行止めとなった。

 この日午前までの1時間雨量は山都町を含む4地点で5月の観測史上最大を更新した。益城町では1万人に避難指示が出され、ほかに4市町村で5万6千人に避難勧告が出された。

 JR九州によると、三角線の宇土―三角間と、豊肥線の肥後大津―豊後荻間で同日午前、大雨により運転を見合わせた。三角線では落石も発生しており、再開には時間がかかるという。