コーエーテクモ「無双」の投資益 創業者夫妻の「野望」

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鈴木康朗
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 「信長の野望」や「三國志」「無双」といった名ゲームを手がけてきたコーエーテクモホールディングスが、2021年3月期で過去最高の好決算をたたき出した。コロナ下での「巣ごもり需要」が追い風になったが、勝因はそれだけではない。

 売上高は前年比41%増の603億円、営業利益が73%増の243億円、純利益は93%増の295億円と、いずれも過去最高。スマートフォン向けのゲーム「三國志 覇道」が好調だった。

拡大する写真・図版スマートフォン向けゲーム「三國志 覇道」のイメージ画像(C)コーエーテクモゲームス

 中期経営計画に掲げていた売上高510億円、営業利益170億円という目標をあっさり上回った。期末の自己資本比率は86%。任天堂の76%にも勝る「無双」ぶりだ。

 4月下旬にオンラインで開いた決算説明会は、ゲーム業界で有名な経営者夫妻の登場で盛り上がった。「シブサワ・コウ」のプロデューサー名でも知られる社長の襟川陽一氏(70)だけでなく、妻で会長の恵子氏(72)も久しぶりに説明会に出席。アナリストらを喜ばせた。「お会いできて、うれしいです」「お話を聞けて、楽しかった」。

 前身の光栄は、もともとは染…

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