三原厚労副大臣が国会遅刻を陳謝 約30分、経緯説明へ
滝沢卓
三原じゅん子・厚生労働副大臣が17日の参院厚生労働委員会の理事懇談会で、先週の参院厚労委に約30分間遅刻したことを陳謝した。18日の参院厚労委で経緯を説明する。
三原氏は13日午前の厚労委に出席後、午後の審議に約30分間姿を見せなかった。同じ時間帯に開かれていた厚労省の有識者会議に出席していたが、野党側に事前に伝わっておらず、厚労委が中断。この日予定されていた勤務医の働き方の改善などを盛り込んだ医療法改正案の採決が延期された。翌14日の参院本会議では、一部の高齢者が医療機関で払う窓口負担を1割から2割に引き上げる関連法案が審議入りする見通しだったが、こちらも先送りされた。
参院によると、欠席届などの正式な手続きはないが、厚労委の自民党幹部や厚労省を通すなどして欠席することを野党側にも事前に伝えることが慣例だった。自民党側によると、三原氏は厚労委を抜けることを厚労委の自民党幹部に口頭で伝えたというが、野党側に伝わらなかったという。(滝沢卓)