都内の五輪会場に潜む「敵」 その重みがやっかいで

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荻原千明
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 東京オリンピック(五輪)・パラリンピックでボートとカヌーの会場となる海の森水上競技場(東京都江東区)には、競技を妨げかねない「敵」がいる。円滑に運営するため、施設を持つ東京都はこの敵と戦わざるを得ない。その相手とは――。

 「くっついていませんかね……」

拡大する写真・図版競技場の「消波装置」。この日はボートの東京五輪・パラのアジア・オセアニア大陸予選が開催されていた=2021年5月7日、東京・海の森水上競技場、長島一浩撮影

 東京五輪・パラの出場枠をかけて今月上旬、同競技場で開かれたボートの国際大会。2千メートルの直線コースに沿うように浮かぶ筒状の消波装置(直径約60センチ)を、大会関係者が心配そうにのぞき込んでいた。まるで海の中に魔物でも潜んでいるかのように。

■競技場に沈んだ装置、理由は…

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