1型糖尿病患者ら一部勝訴 障害年金打ち切り訴訟 大阪

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米田優人
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 膵臓(すいぞう)の細胞が破壊され、血糖値を調節するインスリンがつくられなくなる「1型糖尿病」を発症したが、国の障害基礎年金の支給を打ち切られた患者9人が、処分の取り消しを求めた訴訟の判決が17日、大阪地裁であった。森鍵一(もりかぎはじめ)裁判長は患者1人について国の打ち切り処分を取り消した一方、8人の訴えを退けた。

 9人は未成年の時に1型糖尿病を発症。「日常生活に著しい制限を受ける」状態の障害等級2級として年金を受給していたが、支給を打ち切られたため、提訴した。大阪地裁は2019年、国の支給停止は重大な不利益処分なのに理由を示していないとして処分を取り消した。その後、障害等級が3級になったことなどを理由に支給を打ち切られたため、再び提訴していた。

 森鍵裁判長は、この日の判決で、9人が障害基礎年金を受けられる2級にあたるかを個別に検討。意識障害が頻繁に起きて働くのが難しい1人を除く8人は3級にあたり、受給の基準を満たしていないと判断し、国の打ち切り処分は適法だと結論づけた。

 判決後の会見で、訴えが退け…

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