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特許技術使い「15分以内に結果」 抗原検査キット開発

新型コロナウイルス

井潟克弘
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 富山大は17日、東洋紡大阪市)と共同で、新型コロナウイルスを迅速に判定できる抗原検査キットを開発したと発表した。厚生労働省から製造販売の承認を受けており、6月中にも医療機関などを対象に販売を始めるという。

 同大学術研究部工学系の磯部正治教授と黒澤信幸教授によると、開発した検査キットは、鼻腔(びくう)のぬぐい液などを検体として使う。キットに垂らすと15分以内に結果が得られるといい、PCR検査より大幅な時間短縮が期待できるという。

 研究は昨年7月から始めた。抗原検査には偽陽性が発生するといった課題があったといい、磯部教授は「偽陽性を減らしたいとの理由から、キットをつくれないかと考えた」。富山大が特許を持っている抗体の取得技術を使い、新型コロナウイルスに反応する特異な抗体の抽出に成功。この抗体を利用することで、今回の開発につながったという。

 磯部教授は「PCRよりも簡単に答えが出るので、最初の一人目を見つける際の迅速で簡便な方法として使えるのではないか」と話した。(井潟克弘)

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