みんなの母と姉、相次ぎ死ぬ 市原・動物園のアジアゾウ

高室杏子
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 千葉県市原市の動物園「市原ぞうの国」で16日、メスのアジアゾウ2頭が相次いで死んだ。飼育している他のゾウ4頭も14日から体調を崩しているという。園は、死んだ2頭への献花台を設置した。

 園によると、死んだのはプーリー(30歳)とミニスター(35歳)。この2頭を含む6頭に14日から下痢や食欲低下などの症状があり、15日からパフォーマンスなどをやめ、投薬や点滴などの治療に専念していた。

 プーリーは16日未明に、ミニスターは同日午後に死んでいるのが確認された。プーリーは土葬されたが、ミニスターは症状のある他のゾウの治療を的確に行うために死後、解剖をした。消化器系の異常が見つかったが、死因はまだわかっていないという。ほかの4頭は回復傾向にあるという。

 ゾウのパフォーマンスの司会を担当してきた佐々木麻衣さん(42)によると、プーリーは3頭を出産し、1頭の乳母を務めた「みんなのお母さん」、ミニスターはサッカーが得意で他のゾウからも憧れられる「みんなのお姉さん」として、親しまれていた。

 佐々木さんは「どうして亡くなってしまったのか。元気な姿がもう見られないのが悔しい」と声を落とした。(高室杏子)