「みとよのみ」10商品認定 三豊が食材ブランド化

多知川節子
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 香川県三豊市が、地域の農水産物を生かした商品開発を支援し、地域ブランド「みとよのみ」として認定している。これまで、果物や野菜を使った生キャラメル、パエリアセットなど、10商品が誕生した。市内外の観光施設や生産者のサイトなどで購入できる。

 ビワ、ブドウ、ミカンなどのフルーツ産地として知られる三豊は、いりこやタイ、新鮮な野菜などの食材も豊富だ。市は、生産者自らが付加価値をつけて商品化するのを支援し、地域ブランドとして魅力を発信しようと、2年前からプロジェクトを始めた。延べ30人の生産者が参加し、デザイナーの助言を受けたり、商談会に出たりしている。

 柿や桃、キャベツなどをペーストにして混ぜた色鮮やかな生キャラメルは、三豊市高瀬町の農園「ハラシモベース」が開発。主原料は大豆で、乳製品や卵、小麦のアレルギーがある人でも安心して食べられる。食物アレルギーのある子をもつ、代表の細川貴司さん(36)夫婦が考案した。

 「『畑』のプレミアム生キャラメルベジタブルセット」(4種12個入り、税込み1598円)などで、市内の観光スポット父母ケ浜にある土産物店や、自社サイトなどで販売している。

 三豊市山本町の「風の谷ファーム」が作ったパエリアセット(税込み850円)は、棚田で育てたパエリア向けの大粒米と、自慢のイタリアントマトを使ったソースのセット。生産者の藤田英則さん(62)は「リゾット米は単品では販売が難しかったが、このセットはマルシェ道の駅などでとても好評。販路を広げ、アウトドア向けにも提案したい」と話している。

 プロジェクトに参加する生産者や商品、販売場所などを紹介した冊子「みとよのみtable」は、市のホームページでも公開している。(多知川節子)