皆で出した「G」評決 フロイドさん事件、陪審員の証言

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ミネアポリス=藤原学思
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 米国内外にブラック・ライブズ・マターBLM)運動が広がるきっかけになったジョージ・フロイドさん(当時46)の事件で、元警官の裁判の陪審員を務めた男性が今月、朝日新聞の取材に応じた。陪審員12人は評議の当初から意見がほぼ一致していたことなど、「世紀の有罪評決」の舞台裏が明らかになった。

 取材に応じたのは、ブランドン・ミッチェルさん(31)。黒人として米ミネソタ州ミネアポリスに生まれ育ち、現在は高校でバスケットボール部の顧問を務める。

 事件は昨年5月、ミネアポリスで起きた。警官として現場にいたデレク・チョービン被告(45)は、ひざでフロイドさんの首元を9分29秒にわたって地面に押さえつけ、死亡させたとされる罪に問われた。

 事件の様子は高校生の少女がスマートフォンで撮影し、ソーシャルメディアに投稿。動画は一気に拡散され、米国の各地で「史上最大規模」といわれる抗議デモが発生した。

 「動画はほとんど見たことがなかった」というミッチェルさんは、3月に検察側、弁護側双方から法廷で質問を受けた上で陪審員に選ばれた。事前のアンケートでは、BLMについて「非常に好ましく思う」と書いており、それを理由として排除されるのではないかと思っていたという。

 ミッチェルさんによると、1…

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