ネットで見つけた自分の画像 体操選手が選んだ新衣装

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ロンドン=遠田寛生
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 4月にあった体操の欧州選手権で、ドイツの女子選手3人の格好が世界から注目を浴びた。身につけたのは、ほぼ全身を覆う「ユニタード」。オンラインなどで起きている選手の性的被害を防ぎ、子どもたちが安心して楽しめる体操環境を作りたい――。そんな思いが込められている。

 ドイツ東京オリンピック(五輪)代表候補のザラ・フォス(21)は他の2選手とともに、主流のレオタードではなく、ユニタード姿で出場した。黒色を下地とし、首から足首までを覆い、肌の露出はほとんどない。

 もともと、ユニタードは国際体操連盟(FIG)の規定で認められてきた。だが、宗教上の理由を除けば、これまで積極的に着る選手は少なかった。

 なぜ、今回から使ったのだろうか。5月上旬、フォスにオンラインの取材で話を聞いた。

 きっかけは1年ほど前。選手たちに対し、コーチ陣から「レオタードを着ていて、気になる時はあるか」と聞かれたことだった。

「ほとんどの女子が…」

 フォス自身には、嫌な経験があった。

 ある大会後、オンライン上で…

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