惜別 ジョニー野村さん ゴダイゴを生んだ規格外の男

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元朝日新聞記者・後藤絵里
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 45年前にアジアから世界を見ていた。

 1976年にデビューしたバンド「ゴダイゴ」は日本と米国の混成メンバーで、英語詞の楽曲を歌謡曲のヒットチャートに載せ、日本のロックバンドで初の中国公演をおこなった。そのバンドを生み、育てたのが、音楽プロデューサーのジョニー野村さん(享年75)だ。

写真・図版
海外公演中の「ゴダイゴ」のメンバーとジョニー野村さん(左端)。右から2人目は奈良橋陽子さん=1980年、ネパール、事務所提供

 音楽出版社に勤めていた1974年、英語詞でデビューを目指すタケカワユキヒデさん(68)を見いだし、米バークリー音楽大学を卒業して帰国した幼なじみのミッキー吉野さん(69)に引き合わせる。大学の同窓で公私のパートナーでもあった奈良橋陽子さん(73)に作詞を委ね、「ガンダーラ」「銀河鉄道999」とメガヒットを送り出した。

 「いろんな才能を集めてもっとすごいものをつくる。僕、人事の天才です」。2008年の取材に、ちゃめっ気たっぷりにそう語った。

1月23日に脳梗塞で死去した音楽プロデューサーのジョニー野村さん(本名・野村威温さん)。国民的人気を博したバンド、ゴダイゴを生み育てた、発想も生き方も規格外の生涯を、生前に取材をした元朝日新聞記者がしのびます。

 ルーマニアの首都ブカレスト…

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