米マスク緩和、でも着け続ける人 「先入観変えないと」

有料会員記事新型コロナウイルス

ニューヨーク=中井大助
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 新型コロナウイルスのワクチン接種が進むなか、米国の当局はマスク着用の基準を緩和している。しかし、すぐにマスクを外さない人も多い。この1年あまりの間のマスクをめぐる混乱や、政治的な対立も影響しているようだ。

 米国の最大都市ニューヨークは事業所に対する人数規制が緩和されつつあり、オフィス街も人が戻っている。大きな理由はワクチンが行き渡ったことで、行政当局によると人口の約4割が接種を終えた。だが、街中を歩く人の多くはマスクをしたままだ。

 ジェームズ・ドノヒューさん(27)は市中心部の公園で一人で食事を済ませた後、二重にマスクを着けた。外を歩く時も常に着けているという。「ワクチン接種を終えたけれど、まだ接種していない人のためにいい見本を見せたい」と話した。新型コロナの流行前はマスクをしたこともなかったが、「自分よりも、他人を守る。そのためだったら、気にならない」と話した。

 米疾病対策センター(CDC)は4月下旬、ワクチンを接種した人は屋外を歩く際にマスクをしなくていいと発表し、接種していない人でも「同じ家庭のメンバーと歩く際はマスク不要」とした。さらに、5月13日には、ワクチン接種を終えた人は屋内でもマスクの義務がないと発表。バイデン大統領も「ワクチン接種を終えたら、マスクを着ける必要はない」と訴えた。マスク着用をまだ求めている州はニューヨークを含めてあるが、一部の大型小売店などはこれを受け、店内のマスク着用を義務にしなくなった。

 しかし、急激な方針転換は戸…

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