本でつなげる、児童養護施設の子と社会 大学生の挑戦

有料会員記事

畑山敦子
[PR]

 あなたの「最高の1冊」を、児童養護施設の子どもたちに贈ってもらえませんか――。児童養護施設で育ち、この春大学に進学した18歳の女性がプロジェクトを立ち上げ、仲間とともに5月末まで寄付を募っている。自由に本を読んだり、情報に触れたりする機会が限られる施設の子どもたちに、本を通じた「発見」の機会を増やし、社会にも関心をもってほしいとの願いを込める。

本が社会を知るきっかけだった

 プロジェクト「JETBOOK作戦」(https://readyfor.jp/projects/JETBOOK別ウインドウで開きます)を始めたのは、大学1年の山内ゆなさん(18)。2歳から今年3月に高校を卒業するまでの16年間、関西地方児童養護施設で育った。

 本が好きで、小説やエッセーなど興味のある本は何でも読んだ。しかし、高校のアルバイト代は進学費用としてためなければならず、図書館に通ったり、学校とバイトの合間に書店に立ち寄ったりして読んでいた。

 施設にある本の数は限られ、山内さんだけでなく、周りの子も本を求めていた。年下の子から、「教科書が読みたい」と頼まれることさえあったという。

 ネット環境も施設によって異…

この記事は有料会員記事です。残り1120文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら