高山市役所の混み具合は 名大生がサイト開発

山下周平
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 岐阜県高山市役所の窓口の混み具合を把握する特設サイトを名古屋大学4年の学生がつくった。コロナ禍の密対策を念頭に、AI(人工知能)を使い、窓口の混雑状況を教えてくれる。データを蓄積することで混雑を予想することも可能になるという。

 市が3月中旬から提供し始めたサイトでは、引っ越しに伴う転入や転出などを扱う市民課の混雑状況を3段階で教えてくれる。窓口周辺を撮影するカメラに映る利用者の数を把握し、サイトに「混んでいます」などの情報をアップロードする。個人情報は収集されない。

 市職員がシステムに入力するなどの手間がないのが大きな利点で、名古屋大学情報学部の大前裕輝さん(21)が開発した。市や同大などが市役所のICT化を進める協定に基づき、実証実験のために開発した。

 システム開発は大前さんが1人で担当。6万円ほどの低予算でつくることができるという。18日からは混雑を知らせるアイコンをさるぼぼに変えたり、過去のデータを詳細なグラフで確認できたりするように改良された。

 自治体職員を目指しているという大前さんは「情報技術の力でより良い社会づくりに貢献したい」と話している。市は秋までに予定されている衆院選の投票所や確定申告の会場などで活用できないか検討を進めている。

 サイトは(https://app2.mdg.si.i.nagoya-u.ac.jp/別ウインドウで開きます)。(山下周平)