娘が残した「もぉ駄目だ」 黒塗りの報告書、母の怒り

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長妻昭明
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 同級生からのいじめが原因だったとして、2013年に自殺した熊本県立高校の女子生徒(当時17)の母親ら遺族が17日、元同級生8人と県を相手取り、慰謝料など約8340万円の損害賠償を求めて熊本地裁に提訴した。

 代理人などによると、女子生徒は高校3年生だった2013年4月11日に自宅で首をつって自殺した。生徒の携帯電話には遺書とみられるメモが残されており、「体育大会のダンス練習…もぉ駄目だ 皆の言葉が痛い」と5月の体育大会で披露するダンス練習に悩んでいた心境がつづられていた。

 訴状で原告側は、3月から4月にクラスの女子生徒が集まってダンス練習をしていた時に、ダンスを教えていた元同級生8人が、うまく踊れない女子生徒に「顔がキモい、動きがキモい」と中傷したり、みんなの前で1人だけ踊らせて「マジうける」と笑ったりして自殺に追い込んだと主張。

 学校に対しても、春休み期間中のダンス練習を教職員が見回りなどせず、いじめを把握しようとしなかったとして、安全配慮義務を怠ったと訴えた。

 県教育委員会は取材に対して「訴状が届いていないため、詳細を把握していない」とコメントした。

かなわなかった学校への訴え

 「宝物だった娘がなぜ自ら命…

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