生物多様性の恵みを守る経済へ 英財務省の報告書とは

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科学医療部記者・小坪遊
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 5月22日は、国連が定めた「国際生物多様性の日」だ。

 私は子どもの頃から生き物好きで、小学校の図書室からは文学よりも生物図鑑ばかり借り、一時図鑑禁止令を出された。

 図鑑ではないが、今年話題の報告書が、2月に英財務省が公表した、「生物多様性の経済学/ダスグプタ・レビュー」だ。著者の英ケンブリッジ大のパーサ・ダスグプタ氏は、600ページ超をかけてシンプルなメッセージを伝える。

 報告書によれば、人やモノに加え、きれいな水や豊かな森、海など、生物多様性の恵みをきちんと会計に組み入れることが、これからの経済活動には欠かせない。GDP(国内総生産)は生物多様性の劣化を考慮しておらず、持続可能な社会作りの指標としては不適切との指摘は興味深い。

 我々は貴重な蓄えを食いつぶ…

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