事前に空電話、データ入力…ワクチン予約、記者も臨んだ

新型コロナウイルス

鳥居達也
[PR]

 新型コロナウイルスワクチンの高齢者に向けた集団接種が福岡県内各自治体で始まっている。多くは予約を電話やインターネットなどで受け付けるが、受け付け開始と同時に申し込みが殺到し、「予約が取れない」との苦情が役所などに相次いでいる。福岡県糸島市で記者(66)が先週末、集団接種の予約を体験した。

 糸島市では、約3万1700人の高齢者(65歳以上)を対象に今月から予約受け付けが始まった。方法はコールセンターへの電話かインターネット、無料通信アプリ「LINE(ライン)」のいずれか。1回目の予約受け付けのときは接種日を迷っていて予約を取り損ね、2週間後の15日にスマホとパソコンを用意して臨んだ。

 予約受け付けは午前9時から。電話は直前に空電話をかけてリダイヤルできる状態にして待機。パソコンとスマホのLINEの予約サイトには名前や生年月日、接種券番号、アドレスなどをあらかじめ打ち込んでおき、日にちを指定するだけの状態にした。

 案の定、電話はつながらない。インターネットの予約も日にちを選択した後、「予約確定」を押したらすでに埋まっていた。だが、家族の協力でLINEから予約に成功。手元の時計では、申し込み開始から5分ほどでLINEの予約もいっぱいになっていた。

 翌日、市内の男性(68)から「電話はつながらず、LINEでも予約が取れなかった。どうなっているのかさっぱりわからない」と電話があった。市によると、今回はオペレーターが対応する電話のほか、新たに自動応答システムを導入して計115回線分を用意した。加えて申込者も慣れてきたためか、初回より苦情は減っているという。

 市内では17日から医療機関での個別接種も始まった。月形祐二市長は「おしかりはたくさん頂いている。7月末までには全ての高齢者の方に接種できる見通しなので、焦らず、根気よく予約を続けてほしい」と話している。(鳥居達也)

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]