GW中の山岳遭難、4年前と並び最多 宣言の影響少なく

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 4月29日から5月9日までの大型連休中に起きた山岳遭難は157件あり、死者・行方不明者は29人にのぼった。警察庁が18日発表した。過去5年でみると、死者・行方不明者は2017年と並び最多だった。

 警察庁によると、例年この時期に都道府県警からデータを集めているが、昨年は新型コロナウイルスの影響で集計しなかった。単純に比較できないが、事後に抽出して調べたところ、昨年(4月25日~5月6日)の遭難は80件で、例年より大きく減少。今年は一部で緊急事態宣言が出ていたが、遭難件数は例年とあまり変わらず、大きな影響はなかったとみられる。

 警察庁によると、今年の遭難者は191人。そのうち死者は26人、負傷者は54人、行方不明者は3人だった。北アルプス槍ケ岳で3人が遭難し、全員死亡した事故などがあった。

 遭難件数を都道府県別でみると、新潟(16件)、長野(14件)、神奈川、静岡、滋賀(各8件)の順に多かった。警察は、ヘリコプターを計48回出動させるなどして捜索や救助活動にあたった。投入した警察官は山岳遭難救助隊員らのべ1150人だった。