ベラルーシ、進む弾圧 有力ネットメディアは遮断

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モスクワ=喜田尚
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 ベラルーシからの報道によると、同国情報省は18日、同国の代表的な独立系インターネットメディア「TUT.BY」(トゥト・バイ)へのアクセスを遮断した。同時に財務捜査当局が所有会社を脱税容疑で訴追。本社や編集幹部らの自宅で一斉捜索を始めた。抗議行動を力で抑え込むルカシェンコ政権は自らの意向に従わない独立系メディアへの弾圧を強め、反政権派は強く反発している。

 トゥト・バイのニュースサイトは18日夜も閲覧できない状態が続いている。編集部はバックアップのサイトを立ちあげたが、ニュースは更新されず、今後も報道を続けられるか危ぶまれている。

 会社は脱税容疑での訴追と当時に法人資格も取り消された。複数の職員が拘束されたとの情報もある。

 情報省はトゥト・バイへのアクセス遮断の理由として「禁止された情報の掲載」をあげた。特に、政権による反政権派弾圧に抗議して退職した治安・司法機関出身者のグループ「BYPOL」(バイポル)の内部告発情報を掲載したことを問題視。検察当局がメディア法違反にあたると判断したとしている。

 反政権派の代表的存在で、隣国リトアニアを拠点とするスベトラーナ・チハノフスカヤ氏は18日、SNSでアクセス遮断を「メディアに対する殺害行為だ」と批判した。欧州連合(EU)に対し、早急にベラルーシの独立系メディアやその記者を守る手段をとるよう要請する考えだ。

 ベラルーシでは1994年か…

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