鶴瓶の言葉に導かれて今 落語家の銀瓶が自叙伝「師弟」

有料会員記事

篠塚健一
[PR]

 在日3世として生まれた男は、落語家の笑福亭銀瓶(ぎんぺい)となった。53歳で出版した自叙伝のタイトルは「師弟」。導いてくれた師匠・鶴瓶の言葉を刻んでいる。

「ほな、おいで」の初対面

 出会いは春休み、ラジオ大阪の前だった。国立明石高専へ通いながら、弟子入りを思いつく。突然話しかけたら、怪しまれて当然なのに、なんの躊躇(ちゅうちょ)もなくこう返ってきた。

 「あぁ、そう。ほな、おいで」

 入門を願い出たが、すでに多くの弟子がいることを理由に断られた。だが、出演が終わると同じタクシーで送ってくれ、別れ際に「もういっぺん会いたいなぁ」。夏休みに改めて気持ちを伝えに行くと、今度は弟子入りを許された。

 そんな師弟の縁のはじまりを、克明に記した。20歳で入門して早々、心に染みた言葉もこう明かす。

鶴瓶の言葉

銀瓶さんの心に残り続けている師匠・鶴瓶さんの言葉を紹介します。出来上がった本を手渡したときの鶴瓶さんの反応も。

 「在日韓国人でも、韓国人で…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。