オウサマゲンゴロウモドキ、国内初の2世代飼育に成功

小田健司
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 石川県ふれあい昆虫館(白山市)は18日、国際自然保護連合のレッドリストで絶滅の恐れがある危急種に指定されている「オウサマゲンゴロウモドキ」の2世代にわたる「累代飼育」に国内で初めて成功した、と発表した。

 同館によると、譲り受けた成虫から産まれた卵が昨年初めて羽化して成虫となり、さらにそこから産まれたメス1匹が、今月15日に羽化した。まだ体が柔らかく触れないため測定はできないが、4センチほどの大きさという。同館によれば、ほかに17匹がさなぎの状態で、渡部晃平学芸員は「これから続々と成虫が出てくる見込み」と話している。

 オウサマゲンゴロウモドキはヨーロッパ北部に生息する水生昆虫。国内では2019年に30匹が輸入され、このうち8匹が同館で飼育されていた。20年はこの8匹の次の世代として計6匹が成虫となっており、今回も昨年に続いて繁殖に成功した。(小田健司)