NTTのひかり電話 都内で通信障害 原因は設定ミス

江口悟
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 東京都内で19日午前、固定電話が一時つながりにくくなる通信障害が起きた。NTT東日本が調べたところ、新型コロナウイルスのワクチン予約電話を制御する作業での人為的な設定ミスが原因と判明。23区内を中心に約64万件の固定電話に影響があったという。

 同社によると、障害が起きたのは19日午前8時10分から10時50分まで。番号が03で始まる23区を中心とした地域で、光ファイバーを使うIP電話「ひかり電話」の一部がつながりにくい状態になった。

 同社の説明では、ワクチン予約の電話の集中を受けた対策として、ある自治体の受け付け電話番号を制御対象に設定する作業を18日にした際、ひかり電話の管理に使っている番号を誤って入力。この結果、03地域のひかり電話が広く制御対象となり、電話をかけても「ただいま電話が混み合っています」という案内が流れる例が相次いだという。

 ワクチンの予約電話をめぐっては、都内の一部で、通信量が処理能力を超えて一般回線まで通話制限に至る問題が6日に発生。NTT東日本と西日本は、携帯電話会社などと連携して、あらかじめ把握した自治体の予約受け付け番号を制御対象に設定する対策を続けている。(江口悟)