北海道・知床で新種魚類化石 高級魚キンキの古い親戚

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大野正美
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 世界遺産の北海道・知床で見つかった魚類の化石が、深海魚シロカサゴ亜科の現生種にはない新第三紀中新世後期(1163万~533万年前)に生息していた新種と確認された。魚類の中では発達の度合いが極めて高い同亜科の絶滅種の化石発見は世界初といい、魚類進化の研究が進むことが期待される。

 和名は「サクライラウスシロカサゴ」と名付けられた。

 発見したのは、知床半島南側の羅臼(らうす)町で漁業をする桜井憲二さん(58)。化石を探すのが趣味の桜井さんは2009年秋、海岸近くを流れる「ポン春苅古丹(しゅんかりこたん)川」の岸の中新世後期に属する地層で見つけた。重さ約20キロで魚のひれのような模様があり、国立科学博物館などを経て、魚類の化石に詳しい北九州市立自然史・歴史博物館の籔本美孝・名誉館員(68)が調査に当たった。

 えらの骨の形や背びれのとげ…

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