今月6日に54歳で亡くなった三浦建太郎さんの代表作「ベルセルク」は、2002年、第6回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の優秀賞に輝いた。同年5月28日付の朝日新聞朝刊に掲載された受賞記事では、同作について「もう終わりがいつになるか自分でも分からない」「Gペンで描いた線には、念がこもる気がする」などと語っていた。
当時の記事は次の通り。
熱気こもる筆致で勝負 三浦建太郎さん
手塚作品で一番好きなのは「どろろ」。かなり影響を受けてますね。そのほか自分の好きなマンガや小説のゴッタ煮の中から、この「ベルセルク」という作品は生まれてきた。暗くて、ドロドロして、妖怪(ようかい)めいたものが出てくるファンタジーがやりたかったんです。
主人公ガッツの巨大な剣は…