北海道で過去2番目の681人感染 高止まり傾向続く
北海道内で20日、新型コロナウイルスの感染者が新たに681人確認された。過去最多だった13日の712人に次ぐ2番目の多さ。500人を超すのは3日連続。北海道には16~31日に緊急事態宣言が出されているが、新規感染者数が高止まりしている。
札幌市では394人の新規感染者が確認された。こちらも過去最多だった13日の499人は下回るが依然高水準だ。
道内での新たな死者は9人で、うち8人が札幌市内で確認された。
札幌以外の保健所設置市(旭川、函館、小樽)の公表分は、旭川市31人、函館市3人、小樽市27人。道庁公表分は226人(死亡1人)。主要4市以外の道庁公表分が200人を超え、全道に感染が広がる状況が続いている。
札幌市内での新たなクラスター(感染者集団)は4件。感染者の宿泊療養施設で10人(市職員2人を含む)が感染した。このほか老人福祉施設で5人、市立本通小で児童9人、医療機関で7人が感染した。
札幌の市立学校では小学校2校(幌南小、札苗緑小)で児童が各1人、中学校4校(栄南中、北白石中、琴似中、前田北中)で生徒各1人、中学校1校(北都中)で生徒2人が感染した。
小樽市では19日に公表されたカラオケ店のクラスターが拡大。新たに利用者16人の感染が分かり、計23人となった。この店の客はほとんどが70歳代で、歌唱や飲食時のマスク着用が徹底されず、長時間の利用もみられたという。
旭川市では医療法人で8人が感染するクラスターが新たに発生した。
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