宝酒造、缶チューハイなど約9600万本を自主回収

宮川純一
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 宝ホールディングス(HD)は20日、缶チューハイの缶部分に突起が見つかったとして、全国に出荷済みの約117品目、計約9600万本を対象に自主回収すると発表した。購入者の男性1人が指に軽いけがをしたという。

 回収対象は昨年6月1日以降に製造され、製造番号の1段目の末尾の番号に「E」が付く。同HD傘下の宝酒造がつくる品目のうちの半数以上で、大部分がすでに消費されたとみられる。

 5月中旬、愛知県のコンビニ店員から、缶に突起物が出ていて液漏れしているという指摘があった。大阪市内の男性からも、500ミリリットル缶の突起状の部分で指を切ったという申し出があったという。

 いずれも楠(くす)工場(三重県)で生産され、設備のねじが緩んでいたために突起ができた。緩んでいた部分は設備点検の対象でなかったという。宝酒造の柴田佳弘常務は20日の会見で、「点検をすることはできた。誠に申し訳ありませんでした」と述べた。

 問い合わせは、同社缶チューハイ回収係(0120・222・501)へ。(宮川純一)