ガザ衝突、停戦へ交渉続く 国連総会も緊急公開会合へ

有料会員記事ガザ情勢

エルサレム=清宮涼、高野遼、ニューヨーク=藤原学思
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 イスラエル軍とパレスチナ自治区ガザ地区の武装勢力との軍事衝突をめぐり、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの幹部は19日、イスラエルとの停戦が「1~2日間のうち」に合意に至ることを期待すると述べた。20日も双方の攻撃が続いており、早期に停戦が実現するかは見通せない。

 ロイター通信は同日、仲介にあたるエジプト政府の関係者の話として、両者は停戦をめぐって原則では合意したが、詳細についての交渉が続いていると報じた。

 今回の衝突は、イスラエル占領下の東エルサレムパレスチナ人が退去を求められたことなどを機に拡大した。イスラエル軍は10日から空爆を続け、ガザ地区の保健省によると、死者はこれまで子ども65人を含む230人に上る。イスラエル側でも、ロケット弾などで12人が死亡した。

 20日もイスラエル軍による空爆とガザ地区からのロケット弾の発射が続いたが、一時期よりも激しさは落ち着きを見せている。

 国際社会からは停戦を求める声が日に日に強まっている。バイデン米大統領は19日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話協議し、「停戦に向けて今日、大幅に緊張緩和することを期待する」と伝え、停戦への進展を促した。一方、ネタニヤフ氏は「イスラエル市民に静けさと安心を取り戻すという目的を達成するまで、この作戦を続ける決心がある」と声明を出した。

 軍事衝突をめぐり、国連総会(193カ国)は20日、緊急の公開会合を開いた。安全保障理事会が米国の反対で見解を表明できずにいるためで、パレスチナイスラエルを含め、約100カ国・地域が発言する。冒頭に演説したグテーレス事務総長は、即時停戦を改めて求めた。

 進行中の紛争は原則として…

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