北洋銀は増益、道銀は減益 コロナ禍で取引先に懸念

佐藤亜季
[PR]

 北洋銀行北海道銀行の2021年3月期決算が出そろった。北洋銀は2期ぶりに増益となったが、道銀は2期連続の減益。コロナ禍による資金需要の高まりで、両行ともに貸出金利息はプラスに転じたが、取引先の倒産などに備える貸し倒れ引当金など与信関係費用も両行ともに増えた。

 北洋銀の純利益は前年同期比24・5%増の94億円。株式市場の回復による有価証券などの売却益が増えて増益を確保した。

 ほくほくフィナンシャルグループ傘下の道銀(単体)の純利益は同14・6%減の81億円。低金利による利回りの減少やコロナ禍による金融商品の窓口販売の落ち込みが響いた。

 両行ともに、貸出金利息は増加。いずれも12年ぶりに増加に転じた。ただ、融資を回収できない場合に備えて計上する貸し倒れ引当金などの与信関係費用も増えた。北洋銀は前年同期の約4倍の80億円(単体)、道銀は前年同期比7割増の46億円だった。(佐藤亜季)