米議会襲撃の調査委、設置案が下院通過 トランプ氏反発

ワシントン=大島隆
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 米下院は19日、1月6日の議会襲撃事件に関する調査委員会を設置する法案を、賛成多数で可決した。下院の過半数を握る民主党に加えて、211人の共和党議員のうち35人も賛成票を投じた。

 法案は下院国土安全保障委員会の民主、共和両党議員がまとめた。民主党共和党がそれぞれ5人の委員を任命し、独立した立場から事件について調査する。

 だが、共和党下院トップのマッカーシー院内総務は「すでに司法当局などが捜査をしている」と反対を表明。トランプ前大統領も18日の声明で「共和党の上下議員は、民主党のわなに賛成するべきではない」と反対を呼びかけていた。

 法案は今後上院で審議され、早ければ来週にも採決する見通しだ。法案通過のためには50人の共和党議員のうち10人以上の賛成が必要になる。

 共和党上院トップのマコネル院内総務はこれまで、「賛否は決めていない」と語っていたが、19日に反対の立場を表明した。このため、成立の見通しは不透明となっている。(ワシントン=大島隆