コロナ禍で注目、自転車業界のトレンドは? 記者サロン
「コロナ禍で高まる注目 自転車業界のいま」と題したオンラインイベント「記者サロン」を5月13日に開催した。密を避けられる移動手段として関心が改めて高まる自転車業界のトレンドや、その可能性について2人のゲストを迎えて語り合った。
約1時間のイベントでは、まず大阪経済部の森田岳穂記者が、日本最大の自転車チェーン店「サイクルベースあさひ」の事業企画担当・今井奨悟さんと最近の業界トレンドについて語り合った。
欧米で先にブームとなった電動アシスト付きの「Eバイク」が国内でも普及するなど、自転車の車種はここ数年で一層の多様化が進んでいる。今井さんによると、コロナ禍で以前よりも長距離の通勤・通学に使う人が増え、「家から目的地まで『ドア・トゥ・ドア』で考えれば、都心なら公共交通機関より早く着くこともある」という利点も改めて認識された。使い方の幅が広がるにつれ、メーカーも細かいニーズをくんだ様々な車種を開発するようになっているという。
自転車と一緒に楽しむ旅も「徒歩よりも距離の制約を受けず、車よりも五感をフル活用できる」(今井さん)ことから年々、人気が高まっている。こうした「サイクルツーリズム」を地域振興の目玉にしている例も紹介し、瀬戸内しまなみ海道を抱える広島県尾道市などの名前もあがった。
次に、東京経済部の清井聡次長が日本縦断のギネス世界記録を昨夏に達成した高岡亮寛さんに、自転車はどこまで速く走れるのかなどを詳しく聞いた。
高岡さんは昨年8月5日に鹿…
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