無資格で犬にワクチン打った疑い サロン経営者ら逮捕

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 無資格で犬にワクチンを打ったとして、警視庁はペットサロン経営市村和弘容疑者(59)=東京都大田区南蒲田1丁目=を獣医師法(診療業務の制限)違反の疑いで逮捕し、21日発表した。同庁によると、ペット用ワクチンの無資格投与での摘発は珍しいという。

 生活環境課によると、市村容疑者は昨年4~7月、トイプードルなど小型犬3匹を客3人に売る際、獣医師の資格がないのに、大田区の自身のペットサロンで3匹に犬用の混合ワクチンを注射した疑いがある。

 容疑を認め、「獣医師に連れて行く手間や経費を抑えるためだった。獣医師の見よう見まねで打っていた」などと話しているという。客の一人が市村容疑者が自らワクチンを打つ姿に疑念を抱き、昨年7月に警視庁に相談していた。

 同庁はまた、昨年2~11月にかけて市村容疑者に犬用のワクチンなど18点(代金計11万5千円)を違法に売ったとして、医薬品卸売り販売会社「SVフーズ」=東京都港区=の元社員岡本耕治容疑者(70)を医薬品医療機器等法違反容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 この事件とは別に、2018年5月~20年12月にかけて薬剤師に営業所の管理をさせていなかったとして、SVフーズと同社役員の男(73)を同法違反容疑で書類送検した。